プロポーズするならやっぱり貯金は必要?結婚にかかるリアルな費用と貯金額の目安

結婚とお金
プロポーズ

「プロポーズするなら貯金は必要?」

「結婚っていくらかかる?」

「お金がないと結婚はムリ?」

結婚にはお金がかかるもの。

愛する彼女と結婚したいけれど、結婚するにあたって費用がいくらかかるのか分からず、それ以前に、貯金がないとプロポーズもできないのではないかと、不安な方も多いのではないでしょうか。

この記事では、結婚にかかるリアルな費用と貯蓄額の目安を、ご紹介していきます。

具体的な金額が分かれば、結婚にかかるお金への漠然とした不安が解消されますよ。

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みんなどのくらい貯金してるの?

結婚に必要なお金

そもそも、結婚を考えている男女は、どのくらい貯金しているのでしょうか。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、結婚を考えているカップルの貯金額の合計は、平均で約310万円という結果でした。

貯金額別の内訳は、以下のとおりです。

  • 100万円未満…7.0%
  • 100万~200万円未満…22.0%
  • 200万円~300万円未満…22.0%
  • 300万~400万円未満…19.0%
  • 400万~500万円未満…11.0%
  • 500万~600万円未満…9.0%
  • 600万円以上…10.0%

これを見ると、結婚の際に貯金がないというカップルはごく少数であることが分かり、9割近くが貯金をしているという結果でした。

年齢別でも見ていきましょう。

令和2年度の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」によると、年代別の平均は次のような結果になりました。

  • 20歳代の貯金額の平均…203万円(中央値:81万円)
  • 30歳代の貯金額の平均…484万円(中央値:206万円)
  • 40歳代の貯金額の平均…1,066万円(中央値:400万円)

このように、年齢が上がるにつれ、貯金額の合計も増えていることがわかります。

結婚にかかるお金

ご祝儀

それでは、プロポーズから結婚まで、一体費用はいくらくらいかかるのでしょうか。

ここからは、プロポーズから結婚、新生活までにかかる費用を詳しくご紹介していきます。

プロポーズにかかるお金

実は、プロポーズ自体にはそれほどお金はかかりません。

プロポーズの場合は、環境や贈り物によって、お金のかかり方が変わってきます。

自宅で婚約指輪なしのプロポーズであれば、費用は一切かかりません。食事代やホテル代のみなら、5万円もあれば十分楽しめるはずです。

お金がなくても、大切なのは彼女を思う気持ちです。あまり無理せずに、自分らしくプロポーズしてみてはいかがでしょうか。

婚約指輪にかかるお金

プロポーズの際に、婚約指輪を用意するとなると、費用はそれなりにかかります。

しかし、かつては「給料3ヶ月分」とも言われた婚約指輪ですが、最近は、30万円台が中心価格帯となっています。

さらに、20万円以下の低価格帯のものもあるので、予算に合わせて選ぶといいでしょう。

婚約にかかるお金

プロポーズが成功し、結婚の話が進むと、自分たちだけの話ではなくなってきます。

結納や、両家の顔合わせを兼ねた食事会などをセッティングしなければなりませんが、2人だけで決めてしまうのはおすすめできません。

双方の親に、こちらの希望を伝えつつ、要望を聞いてみると良いでしょう。

結納にかかるお金

結納とは、両家が揃い婚約を正式に調える伝統的な儀式です。

結納を行う場合、地域差もありますが、費用は50万~100万円ほどかかります。

しかし最近では、結納を行うカップルは少なくなってきており、顔合わせを兼ねた食事会で済ませるほうが主流となっています。

食事会にかかるお金

結納を省略し、両家の顔合わせを兼ねた食事会にする場合、参加する人数にもよりますが、費用は10万円以下で済む場合がほとんどです。

結納と食事会どちらも行うカップルもいますが、こちらも、予算と相談して無理のないようにするといいでしょう。

結婚式にかかるお金

最近は、結婚式をしないというカップルも増えていますが、お金を理由に結婚式を挙げないとなると、後で後悔するかもしれません。

低価格なフォトウェディングなど、予算に合わせた結婚式のプランが色々とあるので、まずは調べてみることをおすすめします。

結婚指輪にかかるお金

結婚式はしない場合でも、結婚指輪だけは用意するというカップルも多いのではないでしょうか。

結婚指輪は、2人分で20万~25万円が主流です。

女性用の指輪の方が、宝石が入る場合や凝ったデザインになる場合が多いため、その分、少し金額が高くなります。

挙式・披露宴にかかるお金

やはり、結婚する上でいちばんお金がかかるのは挙式や披露宴で、費用の平均は292万円となっています。

しかし、全てが自分たちの負担となるわけではありません。

結婚式では友人や親族、同僚や上司などからのご祝儀があり、このご祝儀の総額の平均は177万円。つまりこの場合、実質の負担額は115万円となります。

以下が、ご祝儀の平均額の内訳です。

  • 親族:8万円
  • 上司:4万円
  • 友人・同僚:3万円

招待客の人数と照らし合わせ、おおよそ、いくらいただけるかがこれで分かりますね。

また、結婚式を挙げるにあたって、双方の親からご祝儀とは別に援助としてお金をいただける場合もあります。

あまり当てにしすぎてはいけませんが、いただける場合は、ありがたく頂戴しておきましょう。

新婚旅行にかかるお金

新婚旅行2人分の旅費の平均は、およそ30万円。

しかしこれはあくまで平均で、行き先が国内か国外か、日数や宿泊先のランクによっても金額は大きく変わってくるので、2人の希望を照らし合わせながら、じっくり検討する必要があります。

ちなみに、コロナ前の新婚旅行の平均額は65万円と、現在の倍以上でした。

これは、コロナ前は海外旅行が多く、コロナ以降は新婚旅行を近場で済ませるカップルが増えたからだと思われます。

さらに、旅費の他に5万円ほどのお土産代がかかり、行き先によっては、現地でのアクティビティ代もかかる場合があるので、忘れずに予算に入れておきましょう。

新生活の準備に必要なお金

2人の新たな出発のために、新生活の準備は不可欠です。

それなりにお金はかかりますが、これから先の生活スタイルのことを考え、あまり妥協はしないほうがいいでしょう。

ここからは、新生活に必要な、引越しや敷金・礼金、家具や家電にかかるお金をひとつずつご紹介していきます。

引越しにかかるお金

引越し費用は、引越し会社の単身パックなどの格安サービスを利用すると、3万円ほどと費用を抑えることができます。

しかし、荷物の量や移動距離によって金額は変わってきますので、注意が必要です。

荷物が少なく、移動距離もあまりないようなら、友人の力を借りるなどしてさらにお金を節約することもできますね。

新居にかかるお金

新居がアパートなどの賃貸物件の場合、通常の家賃のほかに、初期費用として敷金と礼金がかかります。

敷金は家賃の1~2ヶ月分、礼金も家賃の1~2ヶ月分かかるので、初月は家賃の4~5倍かかるとみておきましょう。

例えば家賃が8万円だった場合、初期費用として32万~40万円かかるということです。

敷金

敷金は、物件を借りる際の担保となるお金です。

家賃滞納などの問題が特に起こらなければ、原状回復費を差し引いたお金は、退去時に返ってきます。

また、敷金不要の物件も稀にありますが、その場合は原状回復費として、退去する際にお金がかかってしまいます。

礼金

礼金は、大家さんに対する謝礼として渡すお金で、敷金のように、退去時に差額が返ってくるものではありません。

しかし最近では、大家さんによっては礼金不要の物件もあるので、それも踏まえて調べてみるといいでしょう。

家具・家電にかかるお金

家具や家電をひと通り揃える場合、費用は総額で30万~60万円かかります。

一度買えば、なかなか買い替えるものではないため、これからの2人の生活を想像しながら、最適なものを選ぶようにしましょう。

家具・家電を持ち寄る場合

どちらかの住まいにもう1人が引っ越してくる場合、家具や家電を急いで揃えなくても、当面の間は生活できます。

2人とも引っ越す場合でも、お互いの家具や家電を持ち寄って生活してみて、様子を見てから家具や家電を選ぶという手もあります。

お金もかからず、一緒に生活して本当に必要だと思うものを揃えられるので、無駄がなくおすすめです。

しかし一方で、日常生活が始まると、日々の忙しさから揃えるタイミングを逃してしまうことも予想できますし、「またお金がかかってしまう…」と、購入に二の足を踏んでしまう恐れもあります。

さらに、家具・家電を持ち寄ることで、引越しの際に荷物が多くなると、引越しのお金はその分かかることになるので、そこは念頭に置くべきです。

貯金なしでプロポーズは無謀?

愛を誓うカップル

ここまで読んで、気が重くなってしまった方もいるかもしれません。

結婚する上で、これほどお金がかかると分かれば当然です。

それでは、貯金なしでプロポーズするのはやはりやめた方がいいのでしょうか?

答えはNOです。

前述した通り、プロポーズ自体はそれほどお金はかかりません。

もちろん貯金があるに越したことはないですが、相手のあることなので、貯金がなくてお金が貯まるのを待っていたら、プロポーズのチャンスを逃してしまう恐れもあります。

プロポーズのチャンスがあったら、貯金がなくても想いをぶつけるべきですし、貯金はプロポーズの後から始めても遅くはありません。

結局、いくら貯金があればいいの?

結婚にかかるお金

ここまでひと通り結婚にかかるお金を見てきましたが、結局いくら貯金があればいいのでしょうか?

結納などを全て行った場合の理想的な貯金額は300万~400万円ですが、結納を省略し新婚旅行を国内にするなどして節約した場合、実質200~300万円程度あれば安心だということが分かります。

こう聞くと、また気が遠くなる話のように思えますが、よくよく考えると、「プロポーズして、即結婚!」となるわけではありません。

一般的に、プロポーズから結婚するまでに半年~1年くらい、平均で10ヶ月ほどかかる場合が多いです。

つまり、プロポーズの時点で貯金がなかったとしても、結婚するまでに2人でお金を貯めればいいのです。

しかも、支払いは段階的で、全ての支払いのタイミングが同じなわけではありません。

「式を挙げるのなら、どのような式にするか?」「指輪は?」「新婚旅行は?」と、お互いの希望をすり合わせ、お金がいくら必要なのかを具体的に一度計算してみると、目標がはっきりして、貯金もしやすくなるでしょう。

貯金がなくてもプロポーズはすべき!チャンスは積極的に掴みにいこう

手かざすカップル

確かに結婚するにはお金がかかります。

夢にまで見た愛する人との新生活だけれど、「お金」と聞くと急に現実に引き戻されてしまうような感覚になるのではないでしょうか。

また、具体的にお金がいくらかかるのか分からず不安になり、プロポーズをすることを躊躇してしまう方もいるでしょう。

しかし、結婚は2人でするもので、新生活も2人で歩んでいくもの。そのために、貯金は2人に初めて与えられた、いわばミッションです。

夫婦2人でミッションをクリアして、これからの生活を豊かで楽しいものにしていってくださいね。

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