いよいよ彼からのプロポーズ！でも「指輪のお返しは必要？」「お返しは何がいいの？」と悩む方は多いのではないでしょうか。
今回は先輩花嫁へのアンケートをもとに、プロポーズのお返し事情をご紹介します。お返し品の選び方、予算、渡し方も解説しているので、プロポーズのお返しを検討中の方は参考にしてみてくださいね。
プロポーズのお返しは必要？
プロポーズのお返しとは、プロポーズでもらった婚約指輪やプレゼントに対する感謝の印として、女性から男性に渡すものを指します。
しかし、一般的に婚約指輪へのお返しは必要ないとされています。婚約指輪の起源とされているヨーロッパでは、お返しをする文化がないからです。プロポーズプレゼントのお返しは、いただいたものへの返礼が文化として根付いている日本独自のものです。
必須ではありませんが「婚約指輪のお礼に彼を喜ばせたい！」という方は、素敵なお返しプレゼントを選ぶのもおすすめです。
お返しを渡した？渡してない？先輩花嫁の声
プロポーズのお返しについて決める前に、実際に先輩花嫁の方はどうしていたのか知りたいですよね。アンケート結果をもとにご紹介します。
4割がプロポーズのお返しを渡している
プロポーズを受けた女性にアンケートを実施したところ、婚約指輪やプレゼントへのお返しについて下記のような結果が出ました。
6割以上の女性が「お返ししていない」と答える一方、4割近い人数が「お返しをした」と答えています。プロポーズの内容や婚約指輪の有無、2人の価値観によっても変わりますが、お返しをしたカップルも一定数いるということが分かりますね。
みんなが選ぶ人気のお返し品は「腕時計」
つづいて「お返しをした」と答えた方は、具体的にどんなプレゼントを選んだのか、ご紹介します。アンケートでは下記のような結果が出ました。
3割以上の方が選んだ人気のお返し品は「腕時計」です。腕時計のプレゼントには「2人で同じ時間を刻んでいきたい」という意味があるので、お返しに最適。ほかにも「スーツ」や「財布・カバン」が並ぶ結果を見ると、ビジネスシーンで使いやすいアイテムを選ぶ方が多いようです。
プロポーズのお返しで定番人気の品
アンケートで腕時計が多数だったように、プロポーズのお返しでは定番人気の品があります。人気の理由やそれぞれの魅力をご紹介します。
腕時計
腕時計は男女どちらからも定評のあるお返し品です。シンプルで上質なデザインを選べば、ビジネスシーンでも長く愛用できるからです。記念としてイニシャルの刻印をしてもらうのもおすすめ。レザーや金属など、彼の好みに合わせてチョイスしましょう。
財布
高級感を感じる本革の財布もお返し品として人気です。使い込むほどに馴染み、風合いが増してくるからです。形や機能で好みが分かれるため、購入前に彼の希望をチェックしておくと安心です。カードの収納数や厚みなども下調べしておきましょう。
スーツや靴
ビジネスでスーツを着用する彼なら、スーツ自体をプレゼントする方法があります。彼の好きなブランドやオーダースーツであれば、記念の一着にもなるからです。ほかにもビジネスで使いやすい革靴やネクタイピンなど、小物のお返しもおすすめです。
高級文具
実用性があり記念品としての特別感もある高級文具も、お返し品として人気です。大人の男性ならではの雰囲気があり、プロポーズのお返しにふさわしいイメージがあるからです。人気があるのは仕事でも使いやすい万年筆です。ブランドによっては腕時計同様に刻印できるタイプもあるので、記念の1本を選びやすいでしょう。
旅行
「モノより思い出」という方に人気があるのが旅行です。プロポーズ後の旅行であれば、恋人同士のころとは違った特別な雰囲気で楽しめます。2人の新しい記念日や思い出の場所も作れるため、彼が旅行好きな場合はぜひ検討してみましょう。
プロポーズのお返しの選び方は？予算は？
人気のお返し品が分かっても、具体的にどんな基準で選べばいいか悩んでしまいますよね。彼に喜んでもらえる選び方のポイントと予算の目安をご紹介します。
お返しの選び方
プロポーズのお返しは、相手の好みに合わせて選ぶことが大切です。誕生日プレゼントを選ぶときのように、彼が好きなものや趣味で使えるものを選びましょう。長く使えるものやビジネスシーンで使えるプレゼントも人気です。
大切なのは「何を贈れば彼の生活が豊かになり、喜んでくれるか」と考える気持ちです。お返し選びで迷ってしまったら、彼を思う原点に立ち返ってみましょう。
お返しに使う予算
プロポーズのお返しは、婚約指輪の1/3～1/2の金額で選びます。結婚祝いや出産祝いで受け取った金額の半分を返す「半返し」という風習に合わせて、婚約指輪のお返しにも同程度の金額が良しとされているからです。
婚約指輪の平均金額は30万円前後とされています。仮に30万円の婚約指輪だった場合、10～15万円程度でお返しを選ぶと安心でしょう。
とはいえ、大切なのは「相手を喜ばせたい」「感謝の気持ちを伝えたい」という思いです。金額以上に相手を思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。
お返しは現金でもいい？
お返しに現金を用意していいか悩む方は多いかもしれませんが、特に問題はありません。現金のほうが後々の結婚式や新生活の費用にあてやすいメリットもあります。
現金を用意する場合、婚約指輪の半額を目安にお返ししましょう。2人だけでなく、お互いの両親も含めて最適なお返し品を決めることが大切です。
プロポーズのお返しはいつまでに渡せばいい？
プロポーズのお返しは、両家の顔合わせや結納までに準備しておきましょう。顔合わせや結納の席では婚約指輪の披露があるため、披露後にその場でお返しを渡せるとスムーズです。婚約指輪のお礼として用意するものなので、遅くとも結婚式までには渡すようにしましょう。
顔合わせや結納が済むと、結婚式に向けた準備で忙しくなります。お返し品をゆっくり選べなくなる可能性もあるので、なるべく早めに準備することが重要です。婚約指輪を2人で選ぶ場合、同時にお返し品についても相談しておけば理想の品が選べて安心でしょう。
プロポーズのお返しと結納返しは違う？
プロポーズのお返しと結納返しは全く別物です。お返しを渡す際には、混同しないようにし注意が必要です。
まず、結納とは結婚を決めた両家が揃って結納品を交わす儀式を指します。男性側から贈られる結納品のお返しとして、女性側から現金などを贈るのが「結納返し」です。
一方、プロポーズのお返しは婚約指輪を受け取ったお礼として、女性がお返しすることを指します。お返しの目的が異なるため「プロポーズのお返しをするから結納返しはいらない」とはなりません。結納も行う場合、プロポーズのお返しとは別に用意する必要があります。
プロポーズのお返しを選ぶときの注意点
プロポーズのお返しを選ぶ際に気を付けたいポイントをご紹介します。事前に注意点を知っていると、安心してプレゼントを選べるでしょう。
流行の品は避けると無難
お返し品で流行のアイテムを選ぶときは注意が必要です。せっかくもらったお返しも、流行が過ぎては使いづらくなってしまうからです。特に爆発的に人気が出ているものは、流行りが収束するタイミングが早くなるため注意しましょう。
最新ガジェットは要注意
iPadやスマートウォッチなど、人気の最新ガジェットを選ぶときは注意しましょう。最新機種の入れ替えが激しいため、すぐに買い替え時期がきてしまうからです。一方で非常に便利なアイテムでもあるため、彼からのリクエストがあった場合などは2人で話し合い、好みの機種を選びましょう。
NGアイテムは避ける
お返し品を選ぶ際には、NGアイテムである「相手が嫌いなもの」と「ハンカチ」は避けましょう。婚約指輪のお返しは、彼に喜んでもらうことが基本です。たとえ冗談でも、相手の嫌なものや苦手なものは選ばないようにすることが大切です。
また、ハンカチのプレゼントには「別れ・手切れ」といった意味があります。ネガティブな意味合いがある贈り物は避けたほうが無難。お返しとして使いやすいイメージはありますが、ほかの品を選んだほうが安心でしょう。
「お返しはいらない」と言われたら？
もしかしたら、彼から「婚約指輪のお返しはいらない」と言われる場合があるかもしれません。プロポーズのお返しは必須ではないため、相手が不要な場合は無理に贈らなくても大丈夫です。
カップルによってはプロポーズに費用をかけるより、結婚式や新生活のために費用を使いたい場合もあります。将来的なお金としてとっておく、という方法も検討してみましょう。
プロポーズのお返しは愛情と感謝をこめて選ぼう
プロポーズのお返しは、彼が一生懸命選んでくれた婚約指輪の返礼として渡すものです。婚約指輪を通して彼が伝えてくれた愛情に応えるためにも、素敵なお返しと一緒に感謝の思いを届けましょう。
大切なのは「彼が喜んでくれるものを選びたい」という気持ちです。お返し品について悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考に、2人の記念になる最高の一品を選んでくださいね。
