おめでた婚・授かり婚って?マタニティウエディングと式を挙げる時の注意点

結婚準備

思わぬタイミングで妊娠が発覚し、「結婚式どうしよう…」と悩む方も多いのではないでしょうか。

初めての妊娠で体調面が不安だったり、将来を考えると金銭面が心配だったりするかもしれません。

今回は新婦や赤ちゃんになるべく負担をかけないために知っておきたい、マタニティウエディングを挙げる時の注意点を紹介します。

目次下バナー(投稿記事全般)
  • 公式インスタグラム
  • ピアリー

おめでた婚・授かり婚とは?

「おめでた婚・授かり婚」とは、妊娠をきっかけに結婚することを指します。

一昔前までは「できちゃった婚」と呼ばれていました。

この「できちゃった」という言葉には妊娠が予期せず起こったことや、結婚が本来の計画から外れてしまったことを示すややネガティブなニュアンスが含まれていました。

そのため最近では、ポジティブなニュアンスのあるおめでた婚や授かり婚と呼ばれるのが一般的になっています。

妊娠が結婚を決意するきっかけにはなったものの、お互いの愛情や将来を考えて結婚を選択したカップルに対して、ふたりの妊娠や結婚が幸せで前向きな出来事だと受け取ってもらいやすい呼び方に変化したと言えるでしょう。

マタニティウエディングはいつ頃挙げるのがベスト?

エコー写真とドライフラワー

おめでた婚や授かり婚のため、新婦が妊娠中に挙げる結婚式のことをマタニティウエディングと呼びます。

マタニティウエディングでは新婦が妊婦であることから体調への特別な配慮が必要です。

しかし、妊娠と結婚という二つのおめでたいことが重なることから、より一層愛情と喜びにあふれた特別な結婚式となることが期待できます。

初めての妊娠で自身の体調面を不安に思う新婦も多いでしょう。

マタニティウエディングを挙げるおすすめの時期としては、安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月〜7ヶ月です。

妊娠初期から安定期に入るまではお腹のふくらみこそ目立たないものの、つわりの症状等で体調が安定しない時期です。

そのため、結婚式を挙げる時期としては避けたほうが良いでしょう。

また妊娠8ヶ月を超えてくると、赤ちゃんも大きく成長しお腹のふくらみが目立つようになります。

お腹が大きいと張りやすくなり、腰や足など体への負担も増えてきます。

妊婦にとっては結婚式の最中に立っているだけでも辛いと感じる時期かもしれません。

そういった理由から、マタニティウエディングはつわりが落ち着き流産の危険性も下がる妊娠5ヶ月〜7ヶ月に挙げるのがベストと言えるでしょう。

マタニティウエディングならではの演出がある!

エメラルドのベビーリング

お腹の赤ちゃんと共に挙げるマタニティウエディング。

この特別な機会に、赤ちゃんにスポットを当てたマタニティウエディングならではの演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。

演出例をいくつか紹介しましょう。

ジェンダーリビール(性別発表)

赤ちゃんの性別をサプライズで発表するジェンダーリビールは、ゲストも赤ちゃんの性別が明らかになる特別な瞬間に立ち会えるため人気の演出の一つです。

たとえばケーキの中に性別に関連した色の層を隠しておき、ケーキカットのときに発表する方法があります。

ケーキを切ると内部の層が現れ赤ちゃんの性別が明らかになるという演出なので、男の子なら青、女の子ならピンクなど性別が分かりやすい色にするのがポイントです。

ベビーブレッシング

マタニティウエディングでのベビーブレッシングは、これから生まれてくる赤ちゃんと家族の新しい始まりを祝福するセレモニーです。

無事に生まれてこられるように安産祈願を行ったり、健やかな成長を願い健康祈願を行ったりします。

赤ちゃん主体のセレモニーなので、結婚式に赤ちゃんも一緒に参加しているという感覚が強くなります。

ベビーリングセレモニー

新郎新婦が指輪交換をする際、生まれてくる赤ちゃんにベビーリングを贈る方も多いです。

ベビーリングとは子ども用の小さな指輪のことで、成長してからもピンキーリングとして使ったり、チェーンを通してネックレスとして身に着けたりもできます。

ネックレスにしたベビーリングを新郎が新婦にかける演出も人気があります。

ファーストピロー

結婚指輪を置いておくリングピローを大きめのものにすれば、赤ちゃんが初めて使うファーストピローとしても使えます。

赤ちゃんの敏感な肌が触れても良いように、素材選びにはこだわりましょう。

赤ちゃんへのメッセージを残す

お腹の中にいる赤ちゃんへ向けて、新郎新婦からだけでなくゲストからも一言メッセージをもらう演出もあります。

寄せ書きや動画などメッセージの残し方はさまざま。

赤ちゃんが成長してからも何度でも見返せるのでおすすめです。

妊婦が結婚式準備をする際の注意点

ウェディングドレスはこだわりたいポイントの一つ

ここからは妊婦が結婚式に向けて準備をする際に気をつけたいポイントを4つ紹介します。

ウエディングドレス選びでは快適性を重視する

妊娠中の女性の体型は変化しやすいため、ウエディングドレスを選ぶ際には特に注意が必要です。

締め付けのきつすぎない、結婚式の最中も快適に着られるものを選びましょう。

結婚式当日のお腹のふくらみを考慮し大きめサイズを選ぶだけでなく、軽さや着脱のしやすさも重要です。

ウエディングドレスの丈が長すぎると転倒の危険性が高まるため、注意してください。

また、マタニティ専用のウエディングドレスは妊婦の体型の変化に合わせて快適に着られるようになっています。

一般的なウエディングドレスよりも伸縮性のある素材や調節可能なデザインが採用されており、体型が変化しても安心です。

結婚式を挙げる時期のウエストサイズを予測し、お腹を強調するデザインや隠すデザインなど好みに合わせて選びましょう。

ヒールの高さや履き心地に注意する

ウエディングシューズは一般的なハイヒールではなく、低めのヒールにしましょう。

ウエディングドレス選びの際に、担当の方にあらかじめ伝えておくことが大切です。

個人差はあるものの、妊娠7ヶ月ごろになるとお腹のふくらみが目立ってくるため、結婚式当日は最初に試着したときと比べて前丈が短くなります。

試着時点でお腹のふくらみも考慮して、ヒールの高さを選ぶといいでしょう。

ヒールの高さに注意するだけでなく、無理なく履けて、履き心地のいいものを選んでください。

また妊娠中の足はむくみやすいため、結婚式当日むくんでしまったとき用に大きめサイズの予備のウエディングシューズを用意しておくことをおすすめします。

妊娠中は特にストレスを溜め込まないことが大切

ただでさえ食べるものや行動に制約のある妊娠中の生活ですが、そこへ結婚式の準備が加わるとよりストレスを感じやすくなるかもしれません。

「赤ちゃんは問題なく育ってくれているのかな……」

「出産・育児で一時的に中断する自分の今後のキャリアが不安……」

など妊娠や出産、出産後への不安で悩むこともあるでしょう。

結婚式の準備では決めなければならないことや、やらなければならないことが増えるため、心の余裕がなくなることも十分考えられます。

妊娠中は特に過度なストレスが赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため、自分に合ったリラックス方法を見つけ適度にストレスを発散させることが大切です。

新郎や式場にサポートしてもらう

結婚式の準備は新婦主導で行われるイメージがありますが、マタニティウエディングの場合、新郎や式場に最大限のサポートをお願いする必要があるでしょう。

マタニティウエディングは妊婦の体調面を考慮すると、妊娠5ヶ月〜7ヶ月に結婚式を挙げるのが理想的です。

マタニティウエディングの準備期間は一般的な準備期間よりも短く、約3ヶ月ほど必要だと言われています。

そのため遅くとも妊娠4ヶ月ごろには結婚式に向けて準備を始める必要がありますが、まだ妊娠4ヶ月と言えば妊娠初期であり、つわりで体調が優れない時期でもあります。

つわりがない方も中にはいますが、体調が優れない場合は赤ちゃんのためにも決して無理をせず、式場との打合せ等々は新郎に率先して行ってもらいましょう。

式場側にも妊娠中であることを伝えておくことで、さまざまな配慮をしてもらえるはずです。

妊娠中のエステやネイル、ウエディングドレスやブライダルシューズの試着などは赤ちゃんに影響を与えない範囲で行えるようサポートしてもらいましょう。

マタニティウエディングの式場選びのポイント

結婚式の高砂

マタニティウエディングでは結婚式場選びも慎重に行いたいところです。

妊婦にとって安心して結婚式を挙げられる会場を選ぶことが大切です。

結婚式場選びのポイントを見ていきましょう。

アクセスの良さ

結婚式当日以外にも打合せなどで複数回通うことになるため、自宅からなるべく近いところを選ぶといいでしょう。

駐車場から式場までの距離や送迎サービスの有無もチェックしてください。

長い距離の移動を避けることで、妊婦の疲れを軽減できます。

また、打ち合わせ中や結婚式当日に体調が急に変化することもあり得ますので、対応してもらえる病院が近くにあると安心です。

救護室やバリアフリー設備が整っているか

妊娠中の体にやさしいバリアフリー設備の整った結婚式場を選びましょう。

階段移動が多かったり、段差が多すぎたりすると妊婦は余計に疲れてしまいます。

エレベーターや手すりの設置されたトイレなど妊婦が快適に過ごせる環境が整っていることが重要です。

結婚式場の中に救護室や妊婦が横になれるソファのある控室など、なにかあったときに適切なサポートを受けられる場所があるかどうかも確認しておくようにしましょう。

マタニティプランがあるか

マタニティウエディングは通常の結婚式よりも準備期間が短くなるため、マタニティ専用のプランを選べば割引や各種特典が付くことが多いです。

マタニティ用のウエディングドレスを着られたり、赤ちゃんが生まれてから使えるベビーアイテムのプレゼントがもらえたりするので、ぜひマタニティプランのある結婚式場を探してみてください。

結婚式の打ち合わせ回数を可能な限り減らしてもらえたり、オンラインで対応してもらえたりなど、妊婦への配慮もしてもらえるはずです。

マタニティ用ウエディングドレスの種類の豊富さ

マタニティ用ウエディングドレスの種類は、一般的なウエディングドレスと比べるとまだまだ種類が豊富にあるとは言えません。

結婚式場によって取り扱い数にバラつきがあるため、種類の豊富さも結婚式場を選ぶ際の重要なポイントになります。

妊婦が結婚式当日を快適に過ごすためのポイント

妊婦はサイズ調整のできるウェディングドレスがおすすめ

結婚式当日を快適に過ごすために気をつけたいポイントを3つ紹介します。

無理せずこまめに休憩を取る

妊娠中の体は妊娠前とは大きく異なります。

体を締め付けるようなデザインのウエディングドレスを着ていたり、長時間立ちっぱなしでいたりするのは体へ予想以上に負荷がかかります。

結婚式の最中は頑張りたくなるかもしれませんが、決して無理をせず少しでも「疲れたな」と思ったら椅子に腰掛けるなどしましょう。

結婚式当日は介添人に身の回りのお世話をしてもらうことになりますが、可能であれば妊娠している新婦の介添え経験がある人にお願いするといいでしょう。

妊婦の体調面を気遣ってもらえ、良いタイミングで休憩を入れてもらえるはずです。

結婚式の最中も水分と食べ物をこまめに取る

結婚式の最中は水分や食べ物をあまり取らない新婦も多いですが、妊婦の場合は水分と食べ物をこまめに口にしてください。

赤ちゃんのためにも意識して取ることが大切です。

ゆとりを持ったスケジュールを組む

結婚式当日は十分にゆとりを持たせたスケジュールにしておく必要があります。

演出やスケジュールを詰め込みすぎてしまうと、時間的にも気持ち的にも余裕がなくなり焦ってしまうからです。

また、妊婦が演出で動き回るのはおすすめできません。

なるべく妊婦の移動距離を短めにするなど動線にも気を配りましょう。

まとめ

ウェディングドレスを着た妊娠中の新婦と新郎

マタニティウエディングでは妊娠中の新婦への特別な配慮が必要ではありますが、注意すべきポイントを押さえることで安心かつ安全な結婚式を挙げることができます。

妊娠中の体調や状況を考慮しながら安全で快適な結婚式を挙げるために、妊娠中の体に合ったウエディングドレスを選び、ストレスを溜め込み過ぎないようにしましょう。

結婚式場選びも慎重に行う必要があり、アクセスの良さやバリアフリー設備が整っているかを重視して選ぶといいでしょう。

結婚式当日はゆとりを持ったスケジュールにし、無理せずこまめに休憩を取ることを心がけ、水分や食べ物を口にするようにしてください。

注意すべきポイントを押さえて、お腹の中の赤ちゃんと一緒に素敵な結婚式を挙げてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました