「結婚式は一生に一度きりだから」と理想を詰め込み過ぎてしまうと、見積もり額がとんでもないことになってしまいます。
予算には限りがあるため、ウェディングアイテムを手作りして賢く節約したいですよね。
今回は、手作りで二人らしさ溢れる結婚式にするために、知っておきたい節約ポイントやアイディアを紹介します。
結婚式費用の節約ポイントとは？
結婚式の費用には、節約してもいいポイントと節約しない方がいいポイントがあります。
まずは、見積もりを見て「ココは絶対にはずせない！」「ココは削ってもOK！」などふたりの意見をすり合わせることが大切です。
節約してもいいポイントと節約しない方がいいポイントを把握しないまま、あれもこれもと節約してしまうと、結婚式が安っぽい印象になってしまう可能性があります。
それではそれぞれのポイントを見ていきましょう。
節約してもいいポイント
費用節約の定番と言えば、「手作り」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ペーパーアイテムやプロフィールムービー、ウェルカムスペースに置くアイテムなどは、手作りする花嫁も多いです。
時間や手間はかかりますが、二人らしさやオリジナリティもアップし費用を抑えられる場合も多いため、節約してもいいポイントでしょう。
手作り以外で節約してもいいポイントとしては、結婚式の日取りや会場装飾、衣装の数などがあります。
こだわりがなければ大安以外の日や午後開始の式を選んだり、お色直しをヘアセットのチェンジだけにしたりして、費用を節約してもいいでしょう。
節約しない方がいいポイント
一方、料理や引出物などゲストに対するおもてなしに関わる部分は、費用を節約しすぎるとケチだと思われるので注意が必要です。
結婚式で一番期待するものは料理と答えるゲストも多く、見た目も豪華で美味しいコース料理だと、結婚式全体の印象が良くなり満足度がアップすると言われています。
料理のグレードや品数が物足りないとゲストに思われないように、料理にはこだわりましょう。
また、ご祝儀を払って参列する結婚式において、引出物の質が低いとご祝儀の額に見合っていないと思われてしまいます。
引出物の質にもこだわりながら、それぞれのゲストの年齢や家族構成等を考慮して、引出物を選ぶことが大切です。
節約するためのアイディア7選
結婚式では、理想を詰め込めば詰め込むほど費用がどんどん膨れ上がっていきます。
できればすべての理想を実現したいところですが、予算には限りがあるため難しいのが現実です。
ここからは、結婚式の費用を節約するためのアイディアを紹介していきます。
①ふたりで手作りする
費用節約といえば、時間と手間をかけて手作りするのが定番ですよね。
手作りのアイテムには既製品にはないあたたかみがあり、結婚式がアットホームな印象になります。
式場経由で提携業者に頼むのではなく、ふたりでアイテムを手作りすることで費用の節約になる場合も多いです。
インターネット上には、招待状や席次表などのペーパーアイテムに使える無料素材やテンプレートも多数存在するため、費用を節約しながら自分たちの力でアイテムを作れます。
デザインへのこだわりが強い方や理想とするデザインのアイテムが既製品で見つからない方も、手作りすれば理想に近いものになり、費用の節約もできるのでおすすめです。
作り方を調べたり材料の買い出しに出かけたり、ふたりで手作りすればより一層仲も深まります。
ふたりで一緒にアイテムを手作りした時間も、一生の思い出になることでしょう。
自分たちで手作りした思い入れのあるアイテムをゲストが褒めてくれたら、うれしさも倍増です。
ただし、招待するゲストの数が多くアイテムを大量に手作りする必要がある場合は、作業時間の確保が課題になります。
必ず、時間に余裕をもったスケジュールを立ててくださいね。
共働きのふたりの場合、どちらかに負担が偏り過ぎないように協力しながら進めていきましょう。
また、結婚式でゲストを出迎えるためのウェルカムボード一つをとっても、キャンバス生地に文字を書いたシンプルものからアクリル板を使ったもの、ミラーを使ったものなど種類も値段もさまざまです。
ウェルカムボードの制作を専門の業者に頼む場合、最低でも一万円以上かかることが多いですが、前撮りの写真とパソコンがあれば、おしゃれなウェルカムボードを自分で作ることも可能です。
無料で使えるデザインツール（例：Canva）を使って前撮り写真に文字を入れ、あとは印刷業者に印刷を依頼すれば、数千円程度で作れます。
コスパ重視派には、費用を大幅に削減できるのでおすすめです。
ほかにも手作りできるアイテムとして、プロフィールムービーやエンドロールなどの映像演出、ウェディングブーケやアルバムなどがあります。
手作りといえば時間と手間がかかり面倒だと思われがちですが、意外と簡単に作れるアイテムもたくさんあるのでぜひ調べてみてくださいね。
ふたりの得手不得手を考慮しながら、手作りできるアイテムは手作りして節約し、ふたりらしさがあふれる結婚式にしたいですね。
②手作りキットを使ってセミDIYする
「1から自分たちで作るのは大変すぎる」「仕事が忙しく準備に時間をかけられない」という方は、時短・節約・失敗知らずな手作りキットを購入して作るのもおすすめです。
たとえばペーパーアイテムの場合、デザインは決まっているのでパソコンやスマホで文字を入力してあとは印刷するだけ。
招待状や席次表、プロフィールブックなども家にいながら簡単に作れます。
リングピローやウェルカムドール、ウェディングブーケなどさまざまな手作りキットがあり、作り方は材料と一緒にキット内に付属されているので作り方を調べる必要もありません。
手作りキットは、結婚式アイテムの専門業者や雑貨店、文具店などで販売されています。
デザインやサイズなど種類はとても豊富なので、結婚式のテーマや会場の雰囲気に合わせてぴったりのものを選びましょう。
1から手作りする場合もそうですが、手作りキットでいくら時短になるとはいえ、ゲストの数が多いと全部作り上げるまでにかなりの時間と手間がかかります。
時間に余裕を持ってスケジュールを立て、コツコツ作業をしていくようにしましょう。
③材料の質を下げる
アイテムの材料の質を下げることで、費用の節約になります。
ペーパーアイテムを手作りする場合、紙質のグレードを下げることで節約できたとしても1部あたりでは数十円から数百円かもしれません。
しかし大人数のゲストを招待するとなると、全体では数万円の節約になることもあります。
なお、節約したい気持ちばかりが先走ってしまい紙質のグレードを下げ過ぎて、手触りや見た目が安っぽくなりすぎないように注意してください。
実際に店舗で紙を触ってみたりサンプルを取り寄せたりして、紙質を確かめてから注文すると安心ですね。
④ペーパーアイテムを一つにまとめる
複数のペーパーアイテムを一つにまとめるのも費用の節約になります。
たとえばメニュー表・席次表・プロフィールブックは、ほとんどの花嫁が用意するペーパーアイテムです。
これらのアイテムを一つにまとめて冊子にすると、それぞれ注文するよりも節約できます。
ただし、ペーパーアイテムの数が少ないと物足りなさを感じるゲストもいるかもしれませんので、ほかの演出やアイテムにこだわってゲストを楽しませる工夫をした方がいいでしょう。
⑤WEB招待状を使う
WEB招待状とは、結婚式の招待状をパソコンやスマホを使ってWEB上で送れるサービスのこと。
通常の紙の招待状よりも手軽に送れるうえ、無料のWEB招待状も数多く提供されています。
出欠の管理や、ご祝儀・会費の事前支払いに対応しているものもあり、ふたりだけでなく受付係や幹事の手間も大幅に削減できることから、近年人気があります。
手軽かつ無料のWEB招待状は、節約したいふたりにはぴったりです。
ただし、年配の方や礼儀作法を重んじる方などは、きちんとした印象の紙の招待状を好む場合も多いため、ゲストの顔ぶれを考慮したうえでWEB招待状にするかどうか決めてください。
⑥ウェディングドレスを持ち込む
ウェディングドレスを自分で用意して、式場に持ち込むのも節約になる場合があります。
自分で用意したウェディングドレスの持ち込みを少しでも検討している場合、持ち込みができるかどうか、早い段階で式場側に聞いておくようにしましょう。
トラブルを避けるために、持ち込み料に関してもあらかじめ確認しておいてください。
ウェディングドレス自体は安く手に入っても持ち込み料が高額であれば、トータルでみたら費用の節約にはならない場合もあるため注意しましょう。
難易度が非常に高く時間もかかりますが、もともと洋裁が得意な方は自分だけのオリジナルウェディングドレスを手作りする方もいます。
ドレスの生地や装飾品を格安で準備できれば、レンタルや購入するよりも何十万円ほど節約できる場合も。
ブランドやデザインに強いこだわりがなければ、ドレスショップでシンプルなデザインのものをレンタルするという方法もあります。
インターネット上で安く販売されているものもありますので、検討してみてはいかかでしょうか。
⑦手作りフォトプロップスでテーブルフォト
キャンドルサービスやビールサーブなど、ふたりで各テーブルを回って挨拶に行く定番演出は、テーブルフォトにすれば節約になります。
式場のカメラマンにテーブルごとの写真撮影をお願いするだけなので、カメラマン以外には費用がかかりません。
写真撮影用の小道具であるフォトプロップスは、不器用な方でもチャレンジしやすいウェディングアイテムなので、ぜひ手作りしてみてください。
結婚式は手作りで節約&二人らしさをアップさせよう
ウェディングアイテムを手作りすることで、費用の節約になるだけでなく二人らしさがアップします。
時間や手間がかかるものもありますが、手作りのアイテムがあるとあたたかみが増し、アットホームな雰囲気の結婚式になりますよ。
時間があまりない方や手作業があまり得意でない方は、市販の手作りキットを使うのがおすすめです。
デザインもおしゃれなものが多く簡単に作れるので、ぜひ好みのものを探してみてください。
ウェディングアイテムを手作りする場合は、カラーやテーマなど結婚式全体の統一感を意識しながら作るのがポイントです。
ふたりで協力しながら手作りする時間も、きっと楽しい思い出になりますよ。
